「医薬品の適正使用」のサイクルには、「的確な診断、最適の薬剤・剤形、適切な用法・用量」「調剤」「薬剤の説明を十分に理解」「正確に使用」「効果や副作用を評価」「フィードバック」という6つのステップがあります。薬剤師は、それぞれのステップごとに望ましい患者行動が起こせるように、対応する必要があると考えています。(図)
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 図  「医薬品の適正使用」のサイクル
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「医薬品の適正使用」のサイクル
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 2.「医薬品の適正使用」とは 
   平成4年、当時の厚生省薬務局企画課によって「21世紀の医薬品のあり方に関する懇談会」が設置され、翌平成5年に出された報告に「医薬品の適正使用」の定義があります。(表)
 表 「医薬品の適正使用」の定義 
 「医薬品の適正使用」とは、まず的確な診断に基づき患者の症状にかなった最適の薬剤、剤形と適切な用法・用量が決定され、これに基づき調剤されること、次いで患者に薬剤についての説明が十分に理解され、正確に使用された後、その効果や副作用が評価され、処方にフィードバックされるという、一連のサイクルである
  「21世紀の医薬品のあり方に関する懇談会 報告」より