3.薬剤の説明を十分に理解   
     
   望ましい患者行動 ・薬剤師の説明を積極的に聞く。
    ・薬剤師の説明に対して、疑問や不安な点があれば質問する。
     ・「医師から、薬剤に関する説明をどのように受けたのか」と薬剤師から聞かれたとき、その内容を正確に答える。
   
  *医師からの説明内容とは・・・処方目的、薬剤の効果、注意すべき副作用、中止あるいは調節する場合の条件、使用方法、使用上の注意、生活上の注意など。
     
   薬剤師の対応 ・ポイントとなるのは患者の「薬識」を把握することです。
      ・薬剤を安全かつ有効に使用するために、患者にとって理解しやすい言葉で説明します。
  ・医師からどのように薬剤に関する説明を受けたのか、疑問や不安な点はないかを確認し、疑問や不安な点があれば解決できるように対応します。
  ・患者が自分の疾患や症状に対して、処方薬の効果との関連を納得できているかを確認します。「この薬で治そう」という意識が高ければアドヒアランスの向上につながります。
  ・薬剤の効果や副作用に対する不安があれば、アドヒアランスの低下につながります。特に、小児の薬の場合には、保護者が不安を持っていれば、より強く影響が出ます。
    ・薬剤の効果確認(評価)や、副作用の未然防止・早期発見についての知識を患者に確認し、的確な情報を提供することにより、患者の疑問や不安を取り除くように努めます。
     
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